2017/10/12
スタッフブログ

乳がん検診のすすめ

みなさん、こんにちは。過ごしやすい秋になりましたね。
今回ブログを担当させていただきます健診センターのKです。
女性にとって大切な乳がん検診について書かせていただきます。

近年乳がんは急増しており、日本でも女性罹患率のトップとなり、一生涯に乳がんを患う日本人女性は11人に1人と言われています。

乳がんは全年齢で増加していますが、他の乳がんに比較して、40~50歳台の発症率が高いことが特徴です。子育て世代、働き盛りの方々にとって大きな問題となるため、
乳がん検診を受けることをおすすめします。

検診を受けることにより、早期発見、早期治療が可能となり、完治する可能性が非常に高くなります。現在、日本は他国に比べて乳がん検診受診率が低く、そのため死亡率低下につながっておりません。

ご自身の命を守るため積極的に乳がん検診を受けてみませんか?

乳がん検診の検査方法についてご紹介します。

 

<マンモグラフィー>
乳房を片方ずつ押し挟むように平らにして、上下と左右の2方向からレントゲン撮影をします。
小さい乳がんの発見も可能となり、特に乳がんの可能性が疑われる微細石灰化を見つけることに優れています。
マンモグラフィー診断で、若年者などでは乳腺組織の量が多いためX線の透過性が悪く全体が白っぽくなる(不均一高濃度、高濃度乳腺)ことがあります。本来乳がんも白く写るため、正常乳腺にかくれて見えない可能性もあります。その場合は、超音波検査を併用することをおすすめします。

<超音波検査>
乳房に超音波をあて、ビームの反射をとらえ、病変を検索します。乳腺の量に関係なく病変を捕らえることができますが、石灰化の描出は困難という欠点があります。しかし超音波検査は被曝もないため、乳房が小さく、高濃度な乳房が多い日本人女性に向いていると言えます。
また、早期発見のために、月に一度は乳房のセルフチェックを行い、すぐに異変に気づくように、日頃からご自身の正常な乳房の状態を把握しておくことが大切です。

乳癌のセルフチェックの方法をご紹介します。

まず、鏡で乳房を見てチェックします。チェック項目は以下です。

・左右の乳房の形、大きさ

・皮膚のくぼみ、ひきつりはないか

・乳頭のへこみ、ただれはないか

・乳頭から分泌物はないか

セルフチェックを行う時期ですが、生理終了から1週間後くらいがベストです。
異常が見つかった場合は、すぐに専門医を受診してください。
乳がん検診は、国が勧める対策型検診の場合、40歳以上は最低でも2年に1回の検診を受けることが推奨されています。その他、会社の健診や人間ドックなどもありますので、忘れずに受診してください。

 

 

 

 

 

 

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