2022/12/19
スタッフブログ

緩和ケア市民公開講座を開催しました。

 寒さも日ごとに増した今日この頃、皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 緩和ケアスタッフのNです。Withコロナではありますが、感染対策と防寒対策を徹底し、先日家族で初めて土浦の花火大会に行って来ました。夏の花火もいいですが、冬の澄んだ空一面に打ち上がる花火は圧巻で、色鮮やかでとても綺麗でした。そして、もうすぐ2歳になる息子も“たまや~”ではなく、なぜか“アンパーンチ!”と言って楽しんでいました。

 少し前の話になりますが、10月15日に緩和ケア市民公開講座が開催されました。今年で7回目の開催となり、80名を超える数々の方々が参加して下さいました。

今回は、こすもす訪問看護ステーションのワーファ純子先生をお招きし、訪問看護の現場で出会った患者さんとご家族の命の関わりについて、実際の体験を通してとても貴重なお話しをたくさんして頂きました。さまざまな療養の場がある中で、その時、その人に合ったケアを実践するのはとても大変な事ですが、真摯に関わった経験からのお話を聞きながら私自身、心が温かくなるのを感じました。

一番印象に残ったことは“最期の時は患者さんご自身が決めておられる”というフレーズでした。入院中の患者さんでもご自身が最期の時を悟っているかのようなタイミングで話していると感じることがあります。そのことを家族に伝え、ともにした時間を大切にして、また日常へ戻ることができるよう今後も関わっていきたいと思います。

在宅と病院の違いはありますが、今後患者さんと関わる中でその人らしく過ごせるように、何を大切に思っているのか、どの瞬間に安らぎ、穏やかに過ごせるのかを知り、支えていけたらと思います。

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