2024/06/19
スタッフブログ

私にとっての山を登る時間

こんにちは。今回のブログを担当いたします手術室看護師Kです。

そろそろ梅雨入りも近いようですが、いかがお過ごしでしょうか。

私の趣味はロッククライミングと登山なので、雨が多くなるこの季節は少し残念な時期です。天気が良い休日は、岩場や山へ登りに行くことが多く、年々翌日の筋肉痛が増してきますが、登りきった時の景色や感動は格別で、辛い思いをしても何故かまた登りたくなる、その繰り返しを10年以上続けています。日頃の業務で周囲の様々な事に気を配り緊張している脳を、木漏れ日が差し込む青葉で癒し、常に2,3歩先を見て歩くことだけに集中するというシンプルな時間は、私にとってかけがえのないものとなっています。

 登ることで得られる学びも多いです。他人と比べたり、他人の目を気にして自分に傲りがあると、浮き足だって足に圧がかからなくなったり、少しでも不安や恐怖があると腰が引けてしまい、身体が岩から離れてしまい登れなくなったりと、心と身体は表裏一体だなと本当に痛感します。

私が登山を始めたばかりの頃、慣れない上に装備の重さに堪えられなく、山の途中で止まっていた時に、通りすがりの年配の方に「ゆっくりでも、歩いていればいつか必ず着くよ」と声をかけられた事がありました。どんな事でも自分のペースで着実にすすんでいれば、いつか必ずゴールに着くことが出来る、なんだか人生も同じな気がして、時々ふとこの言葉を思い出すことがあります。

また、すこし厳しい山域に行く時には、自分の中で「あきらめる」という選択肢は無いと言い聞かせて、自分に負けないようにする事も、日頃のメンタル強化に一役かっているような気がしています。そして何より、厳しい環境から日常の生活に戻ると、日々の生活のありがたみを感じ、丁寧に生活しようと思えてきます。

私にとって、この「山を登る時間」は日常を大切に生きるための大切な時間です。

そして1番は快く休暇をくださる職場に感謝をし、この学びを日常の業務に反映させなくてはと思っています。

 

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